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ブレイス・アグエラ・ヤルカス 新世代地図の実演

「マイクロソフトの拡張現実的地図 Bing Maps によって、天文学的に完璧に表現されている空の様子を見ることができます」アグエラは語りかける。ここでは、160万ビューを超える Blaise Agüera y Arcas のTED講演を訳し、新世代地図について理解する。

要約

TED2010で観衆が息を飲んだデモンストレーションにてブレイス・アグエラ・ヤルカスがマイクロソフトの拡張現実的地図の実演をお見せします。

Blaise Agüera y Arcas works on machine learning at Google. Previously a Distinguished Engineer at Microsoft, he has worked on augmented reality, mapping, wearable computing and natural user interfaces. He was the co-creator of Photosynth, software that assembles photos into 3D environments.

 

1 マイクロソフトのオンラインマップ「Bing Maps」

このTEDの場で2007年に公演をした スティーブン ローラ-によって、私は1年半前くらいに マイクロソフトが取り組んでいる オンラインマップ Bing Maps の アーキテクトに取り立てられました。 ここ2年半でオンライン上の地図の仕組みを 再定義するため一生懸命働きましたね。 そうして以前あったような地図サイトや ナビサイトとは大きく異なるものが 出来てきていると思います。この地図を見て初めに気付くことは 流れるような拡大とパンの動きでしょう。 Seadragonをご存知かもしれませんが これはその技術を使っています。

 

2 3D仮想空間は真っ白なキャンバス

もちろん地図には ただの地図だけでなく 画像のものもあります。 そこである解像度を越えて拡大していくと 斜め45度からのシムシティみたいな 3D地図が見えてきます。 全ての外観、3D構造を東西南北 どこからでも見ることができます。 今我々はこの3D仮想空間をあらゆるソフトが 稼働することが出来る 真っ白なキャンバスだと思っています。 そして道案内機能はそのうちのほんの一部なのです。

 

3 地震の発生前後の衛星画像を映し出す地震地図

ここをクリックすると 数ヶ月の間に追加してきたソフトの幾つかを 見ることができます。 例えばハイチの大災害の2、3日後、我々は地震の 発生以前と後の衛星画像を映し出す 地震地図というものを用意していました。 今日時間の都合でお見せできないのですが、 この素晴らしい機能は地元のブログにリアルタイムで アクセスし、ブログに投稿のあるエントリーを それが言及している所の地図上に表示します。 すごいでしょ?けど今はもう少し楽しみが持てそうな物を少しお見せしましょう。

 

4 ユーザーが作った「Photosynth」データも地図に埋め込める

ここで皆さんが目にする写真は 衛星写真にとどまりません。 この小さな緑色の粒粒はユーザーが作ってくれた Photosynthです。これもこれ以上 深入りはしませんがPhotosynthのデータを地図に埋め込むものです。 青色で囲まれている個所は既に 地上での画像も撮り終えてある地域です。そこで下に降りていくと–(拍手)ありがとう。地上に降りていくと、 この様にパノラマ画像が見えてきます。 まず皆さんが初めに気付くことは、これは単なる写真ではなく 上空からの3D画像を見ることが出来た様に 地上レベルでも環境が3次元的に把握されています。 そこでもっと近づいてみるために何かクリックしてみましょう。 3次元モデルと幾何学に基づいて 3D世界の中に実際に いるかのように移動が行われます。

 

5 Flickrの写真が我々の画像の源泉

ここで1つFlickrのユーザーと 協力して作り上げた面白いやつをお見せしましょう。 Flickr上で位置登録された画像を取り込み、 Photosynthの要領で 我々の3D地図とリンクさせます。すると– これが私がお見せしようとしたものか確証がないんですが…(「父が忍者にやられた。カラテのレッスンに金がいる」―笑)これは有名な観光地で ここにはたくさんが写真ありますね。これらはすべて違う時間帯に撮られたものです。 ほらこれは五時ぐらいに撮られていますね。 これがFlickrの写真であり、我々の画像の源泉なんです。 つまり皆さんには実際にこの画像の数々が 地図自体に深く統合されていることがお分かりになると思います。(拍手)ありがとう(拍手)

 

6 拡張現実の基盤としてのタイムトラベル

この手法が面白い理由は幾つかあるんですが そのうちの1つは絶対にタイムトラベルでしょう。 今は時間の関係でお見せ出来ないのですが 馬と馬車が少し映っている歴史的写真などがあります。 ところでこれのすごいところといえば、一般の ユーザーから提供されている画像で地図を 改良していっている点だけでなく、拡張現実の基盤である点です。 後ほど皆さんにもう少し詳しくお見せします。

 

7 内部の画像や動画も登録できる

今建物の内部に移動をしてみました。これも面白いんですよ。 ほらここの頭上には屋根がありますね。 我々は今パイクプレイスマーケットの内側にいます。 これはバックパックカメラによって実現しています。 つまり我々は車の上につけたカメラを通して 外部のみの画像を撮っているだけではなく 内部の画像も撮っているのです。 そして現地で我々は静止画だけでなく動画も 同じように登録することができます。つまりこれが我々がまさに今 初めてリアルタイムで挑戦しようとしていることで 実際うまくいくかとても心配なんです(笑)

 

8 実際にこの場所にいたら…という感覚を与えてくれる

さて始めましょうか(発信音)大丈夫か、みんな、もう着いてる?(雑音)あぁ今やってる。デモを始めるとこ。 ああステージにいるよ。よし。来たな。 これがパイクプレイスマーケットにいる我々の仲間たちからの映像です(拍手)彼らは今リアルタイムで中継しています。 オッケー、ジョージ、市場の端っこに戻れる? みんなにお勧めのものを見せたいんだ。 違うそっちじゃなくて逆だよ。 そうそっち。端っこに戻って。端っこね。 お前らはまだ映らなくていいよ。 わかった、わかった。端っこに戻って。端っこ端っこ。 もういいや、なんでもない。 私がお見せしたかったお勧めのものというのは 画像の上の方にある赤色の点なんですが それは実際にこの場所にいたらどう使えるのか 感覚を与えてくれるからです。 考えてみて下さい。 これは拡張現実からさらに一歩踏み込んだものなんです。お前ら何してんだよ–ああ、すいません(笑)我々は2つの異なる… よしわかった、もう切ろう。 我々はここで異なる2つの事をしています。 1つはリアルタイムの…(笑)では今少し時間をいただいてチームの皆に感謝したいと思います。 彼らはこのデモ成功のため素晴しい働きをしてくれました。(拍手)

 

9 世界中のあらゆるメタデータと情報を取り出せる

ここで彼らとはお別れで、これからまた外に戻りたいと思います。 そして外を歩いている間、私が触れておきたいことは 我々は今これをテレプレゼンスのために 利用しましたが、同様にこれを現地で 拡張現実のための利用も十分に可能です。 これを現地で利用することは世界中の あらゆるメタデータと情報をあなたのもとに 取りだすことが出来るということです。 ここではそれをさらに一歩進めて放送しました。 ところで先ほどの市場からの映像は4Gネットワーク上で 送信されていました。

 

10 WorldWide Telescopeと統合した画像表現も可能

さて、ここ数年でマイクロソフトが提供した TEDトークの中で一番新しいものは カーティスウォンのWorldWide Telescopeです。 今我々はゴミ捨て場の方に向かっています。 そこは市場での長い一日の後休憩のためや 空を見上げるために皆さんが訪れている場所です。 これはWorldWide Telescopeを 我々の地図に統合したものです(拍手)これが現在の–ありがとう– これは現在の画像ですが時間バーを動かすと 異なる時間帯では違った空を見ることができます。それから我々は全ての異なる時間、日付の 全ての詳細な情報を参照することができます。 もう少し上空に行って月を見てみましょう。 日付も変えた方がいいかな。 月に少しズームしてみたいと思います。 これが天文学的に完璧に 表現されている空の様子です。 我々の地図と一体となっています。では、時間もないので、 ここで終わりにしましょう。 ありがとうございました(拍手)

最後に

マイクロソフトのオンラインマップ「Bing Maps」。ユーザーが作った「Photosynth」データも地図に埋め込める。内部の画像や動画も登録できる。世界中のあらゆるメタデータと情報を取り出せる。WorldWide Telescopeと統合した画像表現も可能。新世代地図で天文学的に完璧に表現されている空の様子を見よう

和訳してくださった Takahiro Shimpo 氏、レビューしてくださった Yasushi Aoki 氏に感謝する(2010年2月)。

グローバルマップル 世界&日本地図帳(アトラス)


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