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ルビー・ワックス 「精神病の何がおかしいの?」

「4人に1人が何らかの精神病に苦しんでいます。ですから1、2、3…あなたね、あなたです、そう」ルービー・ワックスはいきなり笑わせる。ここでは42万ビューを超えるRuby WaxのTEDでの講演を訳し、精神病への偏見のばからしさをユーモアを持って伝える。

要約

コメディアンのルービー・ワックスは言います「体の病気は同情を買う。脳の病気は例外ですが」それはなぜか? 約10年前に臨床的鬱病を患った彼女は、溢れ出すエネルギーとユーモアで、精神病への偏見をなくすように語りました。

Ruby Wax is a loud, funny woman — who spent much of her comedy career battling depression in silence. Now her work blends mental health advocacy and laughs.

 

1 4人に1人が何らかの精神病に苦しんでいます

4人に1人が何らかの精神病に苦しんでいます。ですから1、2、3…あなたね あなたです。そう(笑)変な歯をしている彼の隣のあなたもよ。わかるでしょう。その列全体がだめね。よくないですねこっちを見ないでください(笑)

 

2 母の吸収性は抜群です

私もその中の1人です。母から受け継いだのだと思います。母は家中を四つんばいになって這っていました。両手にスポンジを持って、さらに膝にも2つつけていました母の吸収性は抜群です(笑) そして母は私の後ろを這っては ’’誰が足跡をつけたの!?’’と言いました。うちは何かおかしいとわかったんですね。まず始める前に感謝を申します。ラモトリジン、セルトラリン、レボキセチンの製作者へ 。この化学物質がなければ、私は直立していないでしょう。

 

3 私の娘は走るべきと知らなかった

どう始まったかと言うと、私の精神病は…いえ 私の精神病については話しません。何の話だっけ?いつも夢見ています。神経衰弱してしまうときは、深いカフカ的な実存主義者が発覚したからか、ケイト・ブランシェットが私を演じてオスカーをとったせいだと。しかし実際は違います私の神経が崩壊したのは、娘の運動会のときです。たくさんの家族が駐車場に座って車から食べ物を出して食べ、英国人だけがソーセージを食べていました。ソーセージが大好きなんですね。来ていた父兄は地面の舗装をいじっていました。そしてピストルが鳴り、女の子たちが走り始め、母親達は”走れ!走るのよクラミジア!” ”風のように走るのよベルーカ!” そして全員女の子達は走り出すのです。私の娘 以外は。娘はスタートラインに立ち、手を振っていました。彼女は走るべきだと知らなかったから。そして私は一ヶ月床にふして、目覚めた時には入院していました。そして他の患者を見たときに、私の仲間を見つけたと思いました。私の種族を。彼らは私の唯一の友人になり、私の数少ない知人だったからです。お見舞いももらわなかったの。もし私が骨折したり、子どもが一緒だったらたくさんもらっていたでしょうが。 ”元気を出して”という電話をもらっただけ 。”元気を出して” そんなこと忘れてました(笑)

 

4 精神病になって受けるのは「真の恥」

あなたがこの病気になって受けるのはたったひとつ ”真の恥”です。なぜなら 友人達から”ねぇ、腫瘍を見せて”とか ”X線を見せて”と言われても何もないし、自身をとても嫌悪してこう思います。 “私は爆撃を受けたわけでもタウンシップに住んでもいない”。口汚い言葉が聞こえ始めますが、それは1つだけではなく、1000とか10万という口汚い言葉が聞こえます。まるでトゥレット障害の悪魔のように聞こえるのです。知っての通り悪魔なんていません。頭の中で声が聞こえることもありません。口汚い言葉が聞こえてくる場合は、小さなニューロンがくっついてその小さなずれが本当の毒になり、”自分を殺したい” 化学物質で、もしそれが何度も繰り返されると鬱になってしまうかも。それだけじゃないですよ。もし赤ん坊ができてその子を言葉で虐待したら、子どもの小さな脳は破壊的な化学物質を放出して、善悪を区別する脳の一部が成長せず、精神病者を育ててしまうかもしれない。もし兵士が友人が爆発するのを見たら、彼の脳は危険信号を送り体験を言葉にできなくなります。すると彼はただ恐怖を何度も感じることになります。

 

5 なぜ脳の病気は心配されないの?

ここで質問があります。それは、人は精神的ダメージを受けるとき、それは豊かな創造力なのか?なぜ体のどの器官も病気になり 心配されるのに脳は例外なのでしょう?少し脳についてお話したいと思います。TEDを見ている人は好きでしょうから少し時間をください。いいですかいいお知らせもあるんです。いくつかあります。まずは、私たちは長い道のりを辿ってきました。とても小さなアメーバと呼ばれる単細胞から岩にくっついて、そして脳ができました。ほらね(笑)。この赤ん坊は強力な馬力があります。意識があり最先端の小葉があります。私たちは世界を見るために後頭葉があります。私たちは世界を聞くために側頭葉があります。そこに少しの長期記憶があります。酔って忘れたい夜がありますよね?それ!消えました(笑)。千億のニューロンで満たされていてびりびりと電気で情報を送り、びりびりびりびり、横からの図をお見せします。これで理解できるかわかりませんが、びりびりといって–そう私が描きましたの、どうも。一つ一つのニューロンには一万から十万の異なる接続や ”デンドライト”とか呼び方はお好きに。何かを学んだり経験するたびに、この茂みが育ちます。この情報の茂みです。想像できますか?人間なら誰でも この装置を持っているんです。パリス・ヒルトンでも(笑) びっくりですね。

 

6 誰もが病気になる前に偏見をやめよう

少し悪いニュースがあります。これは4分の1の話ではなく4分の4に当たります。私たちは 21世紀型ではないのです。進化は追いついていません。処理能力がないのです。”今日は良い日だ”と言う人々は、彼らは普通ですが私達よりは正気ではありません。進化の不思議をお見せしましょう まず説明しましょう。古代人だった時 (笑) 数100万年前、私達は突然プレデターに脅かされたとします。私達は…そう、私が描いたんです。どうもありがとうありがとう。とにかく私達はアドレナリンとコルチゾールでいっぱいにして、そして殺すか殺され食べるか食べられ、突然燃料がなくなり普通に戻ります。問題はというと、現代人は危険を感じると同様に化学物質を満たしますが、交通監視員を殺したりできません(笑)。不動産業者を食べれないので燃料は体中に留まり、常に危険信号が出ています。他にもこんなことがあります。約15万年前、言葉ができたときこの継続した緊急性を言葉にしようとしました。”あそこにサーベルタイガーがいるよ”だけでなく、 “メール送らなかった””ももが太すぎるわ” ”皆が私を馬鹿だと思ってるパーティーに誘われなかったなんて!” このように口やかましいループが 何度も繰り返され正気でなくさせます。なにが問題かわかりましたか?一度安全になると、正気でなくさせてしまうのです。悪いニュースを伝えるのは嫌ですが、誰かがしないといけないのです。ペットは あなたよりも幸せですよ(笑) 子猫は幸せでも、人間達はおしまいです(笑)。完全に、完璧におしまいですよ。しかし大事なことは、もし誰も話さなければ、そしてどう人生と向き合うか学ばなければ、 4分の1ではなく4分の4になってしまうということ。お偉い方も病気になってしまうその前に、偏見を止めましょう。ありがとう(拍手) ありがとう。

 

最後に

しょっぱなの観客のいじり方は、綾小路きみまろ氏を彷彿とさせる。漫画家の西原理恵子女史といい、@May_Roma女史といい、おもしろパワフルな人は女性が多いなぁ。…あ、高須克弥さんがいた。もはや個体差の時代。お偉い方、まずは「親学推進議員連盟」会長を辞退しましょう

和訳してくださったKawai Momoko 氏に感謝する(2012年10月)。

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